Apple Watchの買い替えにGarmin Instinct 3 Dual Powerを試してみた
Apple Watch Series 7が市場の予想通りサポート終了となってしまったため、Rentio(レンティオ)でGarmin Instinct 3 Dual Powerをレンタルし、乗り換えが可能か検討してみました。
Apple Watchのサポート終了と値上がりの影響
2026年9月のリリースにおいて、Apple Watch Series 7のサポートが終了しました。今回のwatchOS 27は大型アップデートとなり、Series 9以下のモデルがサポート対象外となっています。
watchOS 27の対応環境
watchOS 27を利用するには、iOS 27を搭載したiPhone 11以降またはiPhone SE(第2世代以降に加え、以下のApple Watchモデルが必要です。(Apple社より)
- Apple Watch SE(第3世代)
- Apple Watch Series 9 / 10 / 11 / 12
- Apple Watch Ultra 2 / 3 / 4
Apple Watch Series 7は発売から5年目でサポート終了へ
Apple Watch Series 7は、2021年9月に発表されました。前世代のSeries 6(44mm / 40mm)からディスプレイが1mm拡大し、45mmと41mmのケースサイズとなったモデルです。約5年間でのサポート終了となりました。
Apple Watchの価格推移
発売当時の価格と現在の価格を比較すると、買い替えのハードルが上がっていることが分かります。Series 7の発売当時価格は41mmで48,800円でしたが、その後の円安や価格改定により大幅に値上がりしました。
例えばApple Watch Series 7は2021年10月発売でしたが、その時の価格は41mmが4万8800円でした。その後、新モデル発表前の2022年7月には5万8800円に値上がりしました。(ITmediaより)
歴代のApple watch の価格
| 機種 | 発売日 | 価格 |
|---|---|---|
| Apple Watch(初代) | 2015年4月24日 | 72,144円〜 |
| Apple Watch SPORT | 2015年4月24日 | 46,224円〜 |
| Apple Watch Series 1 | 2016年9月16日 | 30,024円〜 |
| Apple Watch Series 2 | 2016年9月16日 | 40,824円〜 |
| Apple Watch Series 3 | 2017年9月22日 | 39,744円〜 |
| Apple Watch Series 4 | 2018年9月21日 | 49,464円〜 |
| Apple Watch Series 5 | 2019年9月20日 | 47,080円〜 |
| Apple Watch Series 6 | 2020年9月18日 | 47,080円〜 |
| Apple Watch SE(第1世代) | 2020年9月18日 | 32,780円〜 |
| Apple Watch Series 7 | 2021年10月15日 | 48,800円〜 |
| Apple Watch Series 7(値上げ後) | 2022年7月1日 | 58,800円〜 |
| Apple Watch Series 8 | 2022年9月16日 | 59,800円〜 |
| Apple Watch SE(第2世代) | 2022年9月16日 | 37,800円〜 |
| Apple Watch Ultra | 2022年9月23日 | 124,800円〜 |
| Apple Watch Series 9 | 2023年9月22日 | 59,800円〜 |
| Apple Watch Ultra 2 | 2023年9月22日 | 128,800円〜 |
| Apple Watch Series 10 | 2024年9月20日 | 59,800円〜 |
| Apple Watch Series 11 | 2025年9月19日 | 64,800円〜 |
| Apple Watch Series 11(値上げ後) | 2026年7月18日 | 71,800円〜 |
| Apple Watch Series 12 | 2026年9月18日 | 71,800円〜 |
私のこれまでの遍歴で言うと、2019年にApple Watch Series 3(39,744円)を購入し、その後Series 7(48,800円)へ移行しました。
年間1万円程度のコスト感であれば許容範囲でしたが、最新モデルが7万円台となると、今後の維持コストとして慎重に検討したくなります。
もうちょっとで2倍。うーむ。これを続けるか、というのが率直な感想です。
その他の選択肢としてのGarminを検討する
Apple Watch以外の選択肢として、バッテリー持ちと耐久性に定評のあるGarmin(ガーミン)を検討することにしました。また、個人的に惹かれた要素として ポケスリのウォッチフェイスが用意されている点もありました。
RentioでGarminをレンタル
Garminのデバイスも高価格帯であるため、まずはRentioで1週間お試しレンタルを行いました。求める要件は以下の3点です。
- バッテリー持ち: 毎日充電する手間を減らしたい。ソーラー充電モデルにも興味あり。
- Suica対応: ランニング中の自動販売機購入や移動時に必須。
- コストパフォーマンス: Apple Watchと同等以下の価格帯であること。
Garmin Instinct 3 Dual Powerを選択
条件に合致するモデルとしてGarmin Instinct 3 Dual Powerを選択しました。定価は71,800円。Apple Watch Series 12と同じ価格ですがAmazonの現在の価格は65,200円ほど。ちょいちょいセール位なっているみたいなのでもうちょっと安く狙えそうな気もします。
Dual Powerモデルはソーラー充電パネルを搭載している点が通常モデルとの主な違いです。(ここが問題でした・・・orz)
1週間使ってみて分かったこと
良かった点
1. 圧倒的なバッテリー性能
届いた直後の表示ではバッテリー残量が28日分と表示されていました。もちろん、使用環境によって変動するとは思います。とはいえ、毎日充電が必要なApple Watchと比較すると充電のストレスは大幅に軽減されます。
2. ソーラー充電機能の利便性
晴天時に屋外を歩いていると、順調に充電が進みます。1時間の外出で約1%回復するペースでした。バッテリーを無制限に維持するには長時間の屋外活動が必要だと思いますし、事実上そんなことはできるのか?と思わなくもないですが、微量でも補給されるのは安心感があります。
3. 高精度なセンサーとリアルタイム表示
ィスプレイ上にリアルタイムで心拍数などのデータが常時表示されるため、ワークアウト時や直後に素早く状態を確認できます。手首から外して指でセンサーに触れているだけでも応答し、センサー精度の高さを実感できました。
Apple watchだと計測した値のリアルタイム表示はまずないため、ここは大きな違いでした。
気になった点
1. Suicaの移行と仕様の制限
Garmin端末でSuicaを利用する場合、Garmin Connect / Garmin Payアプリから 新規発行 する必要があります。Apple Watchのように既存のSuicaカードやモバイルSuicaをそのまま移し替えることはできません。新規発行時には1,000円のチャージが必須となるほか、定期券やJREポイントの再紐付け作業が発生します。
今回はレンタルでしたので、返却時にめんどくさくなりそうであったから実際に発行しませんでしたが、結構注意事項として目立つ感じに書かれていました。
2. ディスプレイ表示と通知設定の複雑さ
バッテリー残量表示の減少ペースにやや波があり、夜間に5%減ることもあれば日中に全く減らないこともありました。また、通知を受け取った際フォントサイズが大きく、アプリ名だけで画面が埋まってしまい本文が見づらいケースがありました。
通知のフィルタリングもまた、問題でした。Apple watchでは結構な通知をフィルタしていましたが、それらはApple watchだったからで、Garminの場合、通知センターをアプリ毎にカスタムする必要がありました。
思うにこのカスタムを仕切れなかったのが、電池の大きな減りに繋がっていた気がします。
3. ポケモンスリープのウォッチフェイス非対応
事前に調べた際「Instinct 3対応」と記載されていたため期待していましたが、Instinct 3 Dual Powerが入っていません。
ワンチャン使えるのでは?と思っていましたが、結局使えませんでした。 これに気がついた時、Garminに対する熱意が結構持ってかれましたね。ええ。
実際に使ってみてわかったのはソーラーパネルだからです。
Dual Powerモデルはソーラー充電を優先するためモノクロMIP液晶という、外光を反射して表示する、太陽光の下で圧倒的な見やすさを誇る省電力・常時表示パネルを採用していました。ポケモンスリープのウォッチフェイスはカラーのAMOLED(有機EL)ディスプレイ搭載モデル専用となっていました。
レンティオでは扱っていませんでしたが、fenix 8などはディスプレイの周囲にソーラーパネルがあるようで、ディスプレイ自体はカラー液晶のため、ポケスリウォッチフェイスが利用できるようですが、Instinct 3 Dual Powerについては利用できません。
Forerunner 955 Dual Powerであれば利用できそうですが、すでに3年前の製品でかつ、生産終了にもなっているみたいです。
4. 充電ケーブル接続の手間
バッテリーが1週間で約60%消費されるペースだったため、充電頻度自体は週1回で済みます。ただし、Apple Watchのマグネット式充電と比較すると、専用ケーブルを物理的に端子へ挿し込む操作はやや手間に感じました。
まとめ
Instinct 3 Dual Powerを一言で表現するなら 「これ、G-Shockや!」
ゴツさ、電池の持ち、ボタンを押しての操作感といい、G-Shockさを強く感じました。懐かしさを感じる反面、ここまでで「うーん」と思った点からGarminを強く選択する必要性はないなぁ。と思ってしまったのが事実です。
結論
今のところ無しよりの有り。スマートウォッチでソーラーパネルがあり充電が数週レベルで持つのは素敵ですし、極限のバッテリー持ちやアウトドアでのタフさを最優先する方には強力な選択肢となりますが、日常の操作性やスマート機能を重視する場合は、慎重な検討をおすすめします。
特に私は、使えば使う程AppleWatchのUXに引きづられてしまっている自分を再確認しました。


