vROPSとは違う無料のvSphere-vCheckで構成管理をしよう!
vCheckを利用したリソースの確認の方法について
無料で手軽なvSphere-vCheckで構成管理をしよう!(ジョジョ第4部のノリで
Githubで公開されているオープンソースのVMware管理ツールのvSphere-vCheckを利用しよう。
Githubで公開されているオープンソースのVMware管理ツールのvSphere-vCheck(以下vCheck)を利用するメモ。
vROPSとは異なり、(過去の)統計情報を管理する、というよりも、現在vCenterが抱えている情報をPowerCLIやPowershellでごりごり出力して、見やすいレポートにアウトプット。定期的に表示しましょうというためのスクリプト。
ダッシュボードやメトリックとは何ぞや。そもそもvROPSなんて高くて利用できない。といった環境でも、コマンド一つで利用できるので大変便利。
設定次第で、HTMLファイルを指定したメールに転送する。という事ができる。
自分の手元の環境で利用するにあたって躓いた所や、Tipsをまとめておく。
出力されるレポートを日本語化する
第一前提。
多分、日本語環境のvSphereで利用していると、出力される情報(特にエラーログ等)は日本語として出力される。
悲しいかな、Powershellは日本語Outputをしてくれても、Powershellが出力するHTMLファイルにする際に、UTF8となって文字化けする。
変更点1
vCheck.ps1 で出力されるファイルの文字エンコーディングをASCIIからDEFAULT(Shift JIS)に変更。Powershellをパイプでつなぐ時、日本語(ShiftJIS)では文字化けする。
その場合は、文字エンコーディングをShiftJISにする必要があるが、今回のOut-Fileコマンドレットの、Encodingオプションには、ShiftJISは用意されていない。代わりに、稼働OSのDefault文字エンコーディングを利用するDEFAULTを利用する
vCheck.ps1 @@ -859,862 +859,862 @@ } -- $embedReport | \ Out-File -encoding ASCII -filepath $Filename ++ $embedReport | \ Out-File -encoding default -filepath $Filename # Display to screen
変更点2
vCheckで生成されるHTMLファイルのテンプレートは、
./Styles/CleanGreen/
./Styles/VMware/
にある、Styles.ps1 ファイルを利用する。
何れのフォルダのスタイルを利用するかは、各環境によって異なると思うが、重要なのは、HTMLのMETAタグ。
Styles.ps1 @@ -90,93 +90,93 @@ <title>_HEADER_ - <meta http-equiv='Content-Type' content='text/html; charset=UTF8' /> + <meta http-equiv='Content-Type' content='text/html; charset=Shift-JIS' /> <style type='text/css'> table {
当たり前だけれども文字エンコーディングをShiftJISにしていても、ブラウザがUTF8だと判断するとどうしようもない。そのため、HTML Headerの内容を適切にShift-JISに変更しておく必要がある。
初期設定
上記の2点を修正したら、出力されるファイルとしては問題がなくなるので、実行してみる。初期実行時に限り、各種Configの設定画面に遷移する。特に問題がなければひたすらEnterキーを押下してけば良いが、例えばSTMPサーバや、送信先メールアドレス等の設定がダミーの物で登録されてしまう。
なお、設定をもう一度行いたい場合は
# vCheck.ps1 -Config #
を押下すれば再び設定ファイルに入ることができる。