1ドル160円になりそうな円安時代にM2 ProのMacBook Proを買ってみた
1ドル160円に届いた!とおもったら152円までもどったでござる!
MacBook ProかMac miniをここ1年くらい買おうか買うまいかずっと躊躇していた。
去年の7月には、「いや、Macは高いし、自宅サーバを刷新したらいいんじゃないか?」と逸般のご家庭にもある自宅サーバの更新をしたわけだが、「いや自宅サーバはDebianだしMacとは違うし」とか「M1, M2,はてまたM3 系のCPU触るためにはMacしかないよね」という~自己肯定~自問自答の果てにMacMiniをカスタマイズしてはキャンセル。コストコの安売り時にカートに突っ込んではキャンセル、といったことをくりかしていた。
そんななか、このエントリを見つけてしまった。
ああ、確かに! 公式サイトをぽちぽちするたびに失念している、M3系からメモリが8GBだったり、メモリの帯域幅が200GB -> 100GBにデチューンされていたりと、毎回「あれ?なんでMacBook Pro なのにメモリ8GBなんだ?」と考え込むポイントが綺麗に整理されている!
そう、そうなんですよね、M2 ProはMacBook Proと言えるに相応しい端末ですが、M3系は、無印のMacBookじゃないの?というスペックからのスタートとなっている点が罠。
そんなこんなで、Amazonのタイムセールだったり、整備済製品だったりでMacMiniのM2Proか、MacBook ProのM2 Proがでないかと定期的に監視していたわけです。はい。
4月の連休前から、各サイトに整備済み品の大量在庫
1TB のM1 ProのMacBook Proとか、4月の連休前くらいからAmazonやApple整備済みページにM1 Pro, M2 Proな端末が登録されています。たしか7−8年前にMacBook Proを買った時もそうだった。多分、5月7日のAppleの製品発表会。ここではiPadに関する発表と噂されているもののサイレントにMacBook Proがモデルチェンジするかもしれないという期待を込めてみなさんためらっているのでしょう。
ぶっちゃけ躊躇う必要はないと思います。だって前述の通り、M2からM3になるときに(同じ価格か見かけ上安くするために)吊るしの端末をスペックダウンしているわけなので、個人的にはそれよりも、ドル円が160円にタッチしたこの時、何も変わってないのに為替レート反映で価格が跳ね上がることの方が心配です。マジで。
2024年5月5日現在、Appleの為替レートは143円くらいだそうです。このレートが160円になるのか、据え置きになるのか次第で次のMac ,iPhoneの価格が決まってくるでしょう。
というわけで、いまだApple整備済みページに在庫がある MacBook Pro M2 Pro 14インチを買ってしまった! というのが本日のお題。
購入するポイント、理由については前述の通り、このエントリが全てなため、割愛。
開発用の端末としてセットアップするためのメモをま止めようと思う。
セットアップはIaCが良いよね、ということで新しいMacBookProのセットアップをコード管理する。
Githubに(旧)端末の設定内容のバックアップ(Brewfile)
アプリは基本的にHome Brewでインストールするようにしています。まずは旧端末側で今HomeBrewでインストールしていたアプリを吐き出させます。
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デフォルトだと ~/Brewfile
に設定が吐き出されるため、これをGithubなり、AirDropなりで新端末に共有。自分の場合はバックアップ兼ねてGithubで管理するようにしています。
HomeBrew のインストール
HomeBrewのインストール前に、OSXのアップデートがあるならできるだけ反映しておきましょう。HomeBrewはXcodeToolsを利用しますが、OSのアップデートやXcode周りのアップデートで再インストールが必要となってくる場合があるためです。
公式サイトのインストール方法に従って
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brewコマンドを実行できるようにパスを通す
vi ~/.zshrc
でzshが起動するたびに自動でパスを通すようにします。いつの間にか(M1,M2,M3系から?)Home Brewのインストール方法と、自動でパスが通らなくなっているため以下のようにする必要がありました。
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実行後、ターミナルを再起動するなどして再読み込みをさせましょう。zshはsourceで再読み込みは反映しなかったはずで、再起動以外の正攻法がいまいちわかっていない。
Githubなどに退避させていたBundleファイルから再構築を行う。
新しい端末に各種アプリをインストールします。
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これだけ。以前は cat ./vscode-extensions.txt | while read line;do;code --install-extension $line:done
みたいなことをしてvsCodeの拡張機能のインストールをする必要がありましたが、2024年現在はHomeBrewでvsCodeの拡張機能もインストールしてくれるため、brew bundle --file 'path/filename'
だけで完結しました。素敵!
つまり、OSのアップデート後、一番最初に実行してあとは放置するだけで各種アプリがセットアップされる。
1passwordに全ての認証処理を任せる
端末を刷新したことを機に全ての秘匿情報を1Password に寄せることにしてみます。ちょいちょい鍵を写して既存の環境からちょっとずつ移設していましたが、全てを1Password 管理にするのは初めてです。
SSH-Agent を1Password に任せる(仕事用Vaultの利用)
brewで1Password はインストール済みのため、1Passwordを起動します。プライベートと分けるために専用のVaultを参照してもらいたいため、
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と、1Passwordのssh-agent が参照するVaultを設定するためのファイルを作成し、仕事専用のVaultを選択するようにします
e.g.
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これで1Passwordが参照するVaultがデフォルトから切り替わることになります。
大体ここまでで(放置時間を入れなければ)自分で操作するのは30~1時間程度。ですがほぼほぼ開発ができる環境まで持ってくることができたんじゃないかな?と思います。