目次

バッテリー搭載充電器、「Anker PowerCore Fusion 5000」が突然壊れた


5年目を目前に突然の死!

いざという時にモバイルバッテリーは欠かせない。コロナ禍でリモートワークが増えたからこそ、いざ外出すると「iPhoneのバッテリーがない!」そんなことが多かったのではないか。自分はそれをしがちである。つい先日の出社日は、駅に着いた時には、残量19%と、FGOを起動したら会社までたどり着けないのではないかという状況で、ひやっとしたことがある。

モバイルSuicaを使っているわけではないので、バッテリーがなくなっても問題はないし、いざという時のために、Charege Spotを登録しているものの、毎回毎回借りるのももったいない。そんなわけで長らく愛用していたのが、Anker PowerCore Fusion 5000だ。

気がついたら「充電が完了している」という強み

モバイルバッテリーの難点は、事前に充電しておかなければならないということだと思う。使い切った後にすぐに充電する習慣をつけておけば良いのだが、ごく稀に充電を忘れて使いたい時に使えない、ということもある。

充電器であり、モバイルバッテリーでもあるという2つの仕組みを組み合わせることで、その問題を一気に解決したのが、PowerCore Fusionシリーズである。

例えば、外を出歩いてモバイルバッテリーを利用したとしよう。その後、帰宅するなどして、充電できる場所に来たら、そのままPowerCore Fusionをコンセントにさして、iPhoneの充電を続けるもよし、モバイルバッテリー部分の充電をするもよし。となる。

何より重要なのは、iPhoneなどUSB接続している機器の充電が完了すると、モバイルバッテリーに充電がされる、ということだ。自分のスマホを充電するためのアダプタを、PowerCore Fusionにしておくだけで、ほぼ自動的にモバイルバッテリーの充電が完了している。これは良い。

5000という型番は5000mAhからきている(正確には4850mAhのようだが)。iPhoneシリーズのおおよそのバッテリー容量が下記となるため、iPhone 13 Proなら1回、miniなら2回満充電できる計算だ。

iPhoneモデル別 バッテリー容量

モデル名称バッテリー容量
iPhone13 mini2,406mAh
iPhone133,227mAh
iPhone13 Pro3,095mAh
iPhone13 Pro Max4,352mAh
iPhone12 mini2,227mAh
iPhone122,815mAh
iPhone12 Pro2,815mAh
iPhone12 Pro Max3,687mAh
iPhone 113,110 mAh
iPhone 11 Pro3,190mAh
iPhone 11 Pro Max3,969 mAh
iPhone SE (2020)1,821 mAh
iPhone XS2,658 mAh
iPhone XS Max3,174 mAh
iPhone X2,761 mAh
iPhone XR2,942 mAh
iPhone 8 Plus2,691 mAh

source:MacRumors

モバイルバッテリー部分に充電できなくなり、USBアダプタとしての機能しか利用できなくなった

そんなPowerCore Fusionであるが、つい先日、「あれ、モバイルバッテリーが充電されていない。」ということがあった。1回であれば、単に充電し忘れかと思うが、翌日になっても充電されていない。

とうとう壊れたか、まだ少ししか使っていないのに、と思ってAmazonの履歴を調べたところ、購入が、2017/11/26であった。もうあと1ヶ月ちょっとでまる4年となる計算で、この4年間のメインのモバイルバッテリーがこれであったことを考えると、十分に使い果たしたと言える。

初期型はほぼAmazonタイムセールの対象になるが、後継機種がなかなかセール対象にならない。

2016年の発売以降、2021年現在は都合3種類発売されている。自分が長らく愛用していたのは、Anker PowerCore Fusion 5000で、これは、USB A端子ーいわゆるUSBーの口が2つある製品である。

初期型のAnker PowerCore Fusion 5000はかなりの確率で、タイムセールの対象となる。今日、10月31日まではタイムセール対象で割り引かれており、おそらく来月のブラックフライデーセールでも対象になるだろう。

USB C端子に対応したAnker PowerCore III Fusion 5000は、公式サイトで何故か4850mAhと記載されている(笑。こちらはPD(Power Delivery)対応の、接続機器によって電圧を変えて急速充電に対応していたり、USB C端子に対応していたりと、最近のAndroidスマートフォンなどを利用している人向きかもしれない。

最後に今、自分が購入を考えているのが、Anker PowerCore Fusion 10000である。USB C端子対応という点では、Anker PowerCore III Fusionと同じだが、こちらは容量が倍となっている。その分、重量も約2倍となっており、モバイルバッテリーとしては重い部類に入ると思う。コンセントに刺すときも、壁に直接指すのはやや躊躇う重さだと思う。

今買うなら、USB C対応のPowerCore III 5000かPowerCore Fusion 10000の2択なのは間違いない。容量を選ぶか重量を選ぶか、ブラックフライデーセールに向けて検討しようと思う。