ESXi 7 環境でiSCSIディスクがマウントするためにATSロック機能を無効化した
実はWindows10の仮想マシンが起動するようになる前に、iSCSIディスクがマウントできないという問題もあった。
一覧として認識はしているようなのだがデータストアとしてマウントできない。
ログを見ると、
「ATS のみの VMFS ボリューム「iSCSI」がマウントされていません。ホストが ATS をサポートしていないか、ATS の初期化が失敗しています。」
うん、どっかで見たことがあるエラーだ。
前回同様にESXiのATSオプションを変更すればマウントできたが、今後も同様のことが考えられるので、ホストのオプションをせって変更しないでもマウントできる方法がないかを考え根本的に対処してみることにした。
ATSのロックが問題、と言うことなのでiSCSIデータストア自体にATSロックを無効化できないかを考えてみる
対処方法
まず、前回同様にATS機能をOFFにした。結果は、iSCSIディスクをマウントできた。ESXi 6側からの読み書きもできる。問題ない。
ESXi 7側のATS機能を再びONにした。(ON/OFFにする際に、ホストの再起動や、Synology NASの再起動は不要だった)
これで最悪、データストアのATSロック機能を解除・無効化できずとも都度、接続するESXiホストのATS機能をOFFにすれば良いということがわかった。
さて、再度、ATS機能を無効化することを考える
VMFS5データストアでATS Onlyを無効化する
参考: VMware KBより
- Cannot mount the VMFS5 datastore when using storage encryption appliances
- ESXi hosts fail to mount VMFS5 volumes that are formatted with ATS-only capabilities (2006858)
上記を参考に以下のコマンドをESXiで実行してみる
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原因について
推測でしかないが、元々、Synology DS412 で利用していたディスクを移設してDS916+に持ってきたことが悪そうな気がしている。
筐体が変わったが中のデータ構造が変わってないことで不一致になったのではないか。
そもそも、iSCSIはともかくATSはSynologyのPlusシリーズでしか使えなかった気もするので、非対応のSynologyから対応可能なSynologyにiSCSIデータストアを移設したことに問題がありそう。